人口約7500人。過疎化が進む徳島県那賀町では、毎月7日に花火が打ち上がります。
これは、私たち『那賀町の希望を創る株式会社』が行う、まちおこし活動の一つ。
花火があるまち、をキャッチフレーズにした移住促進への取り組みです。
小さな山間部のまちで、人々が勇気や希望を持てる未来を切り拓くために。
私たちが行う『持続可能なまちづくり』への取り組みについて紹介します。
私が生まれ育ったふるさとに「那賀町の希望を創る株式会社」を設立したのは、2015年のことです。
その6年前、31歳の時に那賀町議員に当選させていただいた私は、閉塞感が感じられた町政を変えるべく、議会の場でたびたび論戦を仕掛けてきました。
「柏木が入って議会の雰囲気はガラリと変わった」という声もいただきましたが、論戦がどんなに白熱しても、町に希望をもたらす何かを作り出せたわけではありませんでした。議場でどんなに頑張っても、人は流出し、空き家は増え、商店は消え、街角に子どもの声が響かなくなっていく。そこで一念発起し、持続可能なまちづくりの起点となる会社を立ち上げたのです。
人が居を構え、食すために働き、生活を営むその現場でカネを使い、モノを作り、ヒトを動かして生産を起こす。生きるために自ら稼ぎ、民間活力がもたらすまちづくりとして、安定職たる行政サービスに勝負を挑む。資本主義、市場経済の中で倒産というリスクを背負いながら「官」ではなく「民間」のチカラで未来を切り拓く。それが「那賀町の希望を創る株式会社』の目指す姿です。
利益のみを追い求めず、あらゆる角度から町を考え、業に取り組み、カネとヒトを使ってまちを創る。これからも公私のすべてを賭して実現してまいります。一緒に前へ進みましょう。